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2012.10.17 (Wed)

室蘭のこと その4

 室蘭から帰ってきて、姉や両親に話をした。姉の同級生はアーケード街のお店の子も数人いたようで「○○屋さんの○君は、いた?」と質問された。数少ない今もやっているお店だ、後を継いだんだろうな、きっといるんだろうな。写真を見ながら、ここのお寺の子は勉強ができたとか、この坂のこの地点に来ると心臓が痛かったとか、大学でまさかの再会をした子もいるとか、面白い話をたくさんしてくれた。やっぱり一度、姉と一緒に行きたい。
 父は「そうか、家のところが全部、笹薮になってしまったか」とか、「丸太の階段は、まっすぐじゃなくて少し登ると左に曲がるんだよな」とか言っていた。「夜は遠くの鉄の工場が火の粉を飛ばしながらもうもうと煙を出していて、大気汚染がひどかった。今のように空気は良くなかっただろうな」と言っていた。それは姉も言っていた。姉は、ここで喘息になった。今の空気の良さとは大違いだ。母は、その頃の室蘭は景気が良くてアーケード街が賑わっていて八百屋さん、魚屋さん、どこのお店でも何でも安く大量に売っていたと楽しげに話した。
 実際に行ってみて、記憶の頼りなさが浮き彫りになった。さびれている姿に、もったいなさを感じた。森のたまらなくいい匂いが街を包んでいて、ずっとここにいたいと思った。室蘭は雪が少ないからこうなのか、家から家へ、細い苔の道がついている。横や裏や、隣町に細い秘密の坂道がつながっていて、子どもの頃、探検して行ってみたらやっぱりここに出た、という楽しさ。家から小学校までも細く続いているワクワクドキドキの山道があったのだ。私は細い土や苔の道にキュンとなる。
 あぁ今も楽しい室蘭だった、素敵な室蘭だった。
 室蘭の話、おしまい。
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